ツルリンドウ Tripterospermum japonicum var. japonicum
(品種) シロバナツルリンドウ

2023.9.3 更新

ツルリンドウ

分類
リンドウ科 ツルリンドウ属
植生環境
山地
開花時期
8-10月 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
ツル性の植物。
茎の長さは40-80cmで赤味を帯びます。葉は3-5cmの三角状披針形で3脈があり、先は長く尖り、基部は心形~円形。葉には葉裏は赤いものが典型のようですが、そうでないものもあります。
花は葉腋に1つずつ付き、花冠は25-30mmの鐘状筒形、裂片は三角形で裂片の間に副片があります。萼筒には5条の狭い翼があり、裂片は線形で筒部と同長か少し長い。柱頭は2裂。
白花はシロバナツルリンドウと呼ぶ。
備考
エングラー : リンドウ科
類似種
テングノコズチ : 茎は地を匍い、ツル上にならず、花は枝先にのみ付く。花期が1カ月早い。
ホソバノツルリンドウ : 茎が緑色、萼裂片は短くて幅が広く、花に副花冠がない。柱頭は4裂。
撮影地
2007.9 群馬県みなかみ町  他

ツルリンドウ

ツルを長く伸ばして対生する葉の腋に花を1つずつ付けます。写真は果期。 (2013.9 長野県山ノ内町)


ツルリンドウ

花冠は長さ25-30mm、裂片間に副片がある。萼筒部には裂片に続く翼がある。 (2016.9 茨城県桜川市)

ツルリンドウ

果実は有柄で楕円状球形、長さ8mmほど、赤く熟す。 (2017.10 秋田県仙北市)


(品種) シロバナツルリンドウ f. albiflorum

シロバナツルリンドウ

白花品 (2015.8 長野県白馬村)