ヒメコザクラ

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サクラソウ科 Primuraceae
蛇紋岩地の岩陰などで見られる小さなサクラソウ。
葉は柄があり柄を含めて1-3cm葉身は広卵形~卵円形で先は急に尖り、基部は狭まって柄に続きます。始め全体に白粉を吹いています。
花茎は5-10cm、茎頂に1-4個の花を散形状に付け、花冠は径1cm、長さ6-8mm、花色は白で喉部~筒部は橙黄色、萼は筒部と同長で1/2-1/3まで裂けます。
良く似たヒナザクラは葉がヘラ形で柄がなく、萼は狭い杯形。

 

2016.1.18 更新
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ヒメコザクラ-全体

この山の5合目下あたりから、至る所に点在していました。
他の高山性のサクラソウと異なり岩場にある。(2010.6 岩手県)

ヒメコザクラ-全体2

(2010.6 岩手県)


ヒメコザクラ-全体3

(2010.6 岩手県)


ヒメコザクラ-全体4

6月下旬になっても、稜線や岩陰などで見つかります。
(2010.6 岩手県)

ヒメコザクラ-花

花数は少なく、1-4個。
(2012.6 岩手県)

ヒメコザクラ-花2

萼と花冠筒部は同長。ヒナザクラ同様、非常に微細な毛が
萼や花柄、花茎にありました。(2012.6 岩手県)

ヒメコザクラ-葉

葉は広卵形~卵円形、柄は幅が広くて長く、葉裏は白粉を帯びます。
(2012.6 岩手県)

ヒメコザクラ-葉2

葉表。
(2015.6 岩手県)

ヒメコザクラ-葉3

葉裏。粉状物はとても落ちやすいようで、付いていたものは少なく、
そこそこ写っていたのはピンボケのこの写真だけでした。(2015.6 岩手県)

ヒメコザクラ-風景

絶滅危惧種1A(本種)/1B(ナンブイヌナズナ)の豪華なコラボ。シーズンを通して
貴重種を普通に見られるのが、この山の最大の魅力。(2012.6 岩手県)