ヒナザクラ
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サクラソウ科 Primuraceae
東北地方の高山で雪融け後の湿性地で見られるサクラソウ。ただし、他の高山性サクラソウのある山にはありません。
葉は厚みがあり、2-4cmのヘラ形で先端のみに鋸歯があり、無毛で光沢はありません。
花茎は7-15cm、茎頂に散形状に2-8花付き、径1cm、長さ4mm、花色は白で喉部～筒部は黄色、花冠裂片は半ば付近まで裂けます。萼は狭い杯形。
よく似たヒメコザクラは葉が広卵形～卵円形で柄があり、裏面に白粉を帯びます。

 

2016.1.5 更新
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ヒナザクラ－全体

東北の高山の春の代表花。群生して見られます。
(2008.6 岩手県八幡平)

ヒナザクラ－全体２

(2013.6 秋田県駒ヶ岳)


ヒナザクラ－全体３

(2008.6 秋田県駒ヶ岳)


ヒナザクラ－花

花色は白、他の域内の白のサクラソウは早池峰にあるヒメコザクラです。
(2008.6 岩手県八幡平)

ヒナザクラ－花２

(2015.7 山形県月山)


ヒナザクラ－花３

(2009.8 秋田県駒ヶ岳)


ヒナザクラ－花４

萼や柄などに微毛が見られます。
(2018.6 山形県月山)

ヒナザクラ－蕾

萼、花柄、苞、花茎にごく微細な毛が見られます。
(2014.6 秋田県森吉山)

ヒナザクラ－葉

葉はヘラ形で鋸歯が先端部分にしかなく、葉面は光沢はないがツルンとした感じ。
(2014.6 秋田県森吉山)

ヒナザクラ－葉２

「葉は無毛」と聞いていましたが、微腺毛のようなものが確認できました。
(2015.7 山形県月山)

ヒナザクラ－蕾

葉裏。微毛があって少し白い。
(2018.6 山形県月山)

ヒナザクラ－芽出し

(2018.6 山形県月山)
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