ミヤマタムラソウ / シロバナミヤマタムラソウ

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
ナツノタムラソウの変種で、アキノタムラソウとよく似ていますが、花冠の上弁の外側に長い毛があり、雄しべ、雌しべが長く花冠から突き出しています。萼の先端が尖らずに丸いのも特徴です。
葉は1-2回羽状複葉、時に3出複葉、小葉や裂片の先はあまり尖らない。ふつう、茎に毛が多い。
白花はシロバナミヤマタムラソウと呼ばれます。

 

2015.7.21 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 茎2
  • シロバナミヤマタムラソウ
  • 同・花

ミヤマタムラソウ-全体

突きだした雄しべ・雌しべのせいでアキノタムラソウと印象が少し異なります。
(2010.7 群馬県尾瀬)

ミヤマタムラソウ-全体

(2014.8 長野県白馬村)


ミヤマタムラソウ-花

花色は薄く、雄しべ2本は花冠から長く突き出します。
花茎にも毛が見られます。(2009.7 群馬県武尊山麓)

ミヤマタムラソウ-花2

雄しべ・雌しべは長く突き出ます。花冠外側には長い開出毛が、
萼には腺毛が見られます。裂片の先端は丸い。(2015.7 群馬県尾瀬)

ミヤマタムラソウ-花3

下唇は3裂。
(2014.8 長野県白馬村)

ミヤマタムラソウ-葉

葉は3出複葉または1-2回羽状複葉。小葉はあまり尖らず丸みがあります。
(2015.7 群馬県尾瀬)

ミヤマタムラソウ-葉2

葉裏。腺点があるようにも見えました。
(2015.7 群馬県尾瀬)

ミヤマタムラソウ-茎2

ふつう、茎には短い屈毛とそれより少し長い腺毛が密生しています。
葉柄にはいずれも見られず開出毛が散生していました。(2014.8 長野県白馬村)

ミヤマタムラソウ-茎2

時に茎の毛がほとんどないものもあります。葉柄の基部に開出する毛がある。
これらはナツノタムラソウの特徴と同じ。(2015.7 群馬県尾瀬)

シロバナミヤマタロラソウ-全体

この山ではあちこちで沢山見られましたが、ここでは多くが白花でした。
(2010.7 赤城山)

シロバナミヤマタロラソウ-花

花冠の外側には長い毛が密生します。
(2010.7 赤城山)