ヤマジオウ

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
雰囲気が夏に咲くニシキゴロモのような感じの植物。地下茎を伸ばして群生します。
丈は5-10cm、葉は2-3対で広倒卵形で先端は丸く、先の丸い鋸歯があって基部はくさび型、ごく短い柄があります。
花数は多くなく数輪程度で先端の葉腋に付き、長さ15-18mm、3裂した下唇のそれぞれの裂片中央付近がピンク色に染まります。

※ 「日本の野生植物」では、ヤマジオウ属としています。

 

2016.5.24 更新
  • 全体
  • 花2
  • 葉2
  • 葉3
  • 茎2

ヤマジオウ-全体

葉は茎に2-3対、倒卵形で表面にシワが多く、全体に毛に覆われています。
数m幅で群生していました。(2012.8 静岡県愛鷹山)

ヤマジオウ-花

下唇は3裂、上唇はスプーン様で雄しべ2本が綺麗に収まっています。
花冠にも毛が見られます。(2012.8 静岡県愛鷹山)

ヤマジオウ-花2

葉には柔らかな毛が密生しています。
(2012.8 静岡県愛鷹山)

ヤマジオウ-蕾

蕾の状態ですでに萼は開いています。遠目には花が終わった状態と同じに見え、
既に終わってしまったのかと思いました。(2014.7 神奈川県箱根町)

ヤマジオウ-葉

葉は広倒卵形。
(2014.7 神奈川県箱根町)

ヤマジオウ-葉2

葉表。柔らかな毛が密生しています。
(2014.7 神奈川県箱根町)

ヤマジヤウ-葉3

葉裏は脈上の毛が目立ちます。縁毛も見られます。
(2014.7 神奈川県箱根町)

ヤマジオウ-茎

茎にも毛が密生。上から見える葉の下に、小さな葉が1対見られましたが、花期の頃には
失われてしまうのかもしれません。(2014.7 神奈川県箱根町)

ヤマジオウ-茎2

茎の下部から根と思われるものが出ていました。
(2014.7 神奈川県箱根町)

ヤマジオウ-葉4

春の頃の様子。
(2016.5 神奈川県箱根町)