セイヨウジュウニヒトエ Ajuga reptans


セイヨウジュウニヒトエ

分類
シソ科 キランソウ属
植生環境
開花時期
4-5月 落葉樹林内
地域
外来種 (北欧原産)
特記
 -
特徴
ジュウニヒトエと似ていますが、全体に毛が少なく、葉に光沢があり、花後に走出枝を出して拡がります。
丈は20-40cmほど。根生葉は倒卵形で基部は細まって柄に続きます。茎葉も倒卵形でほぼ無柄。花の後に出す走出枝に付く葉の幅は広い。
花は上部に大きな苞を伴って輪生状に付き、紫色。上唇は2裂でジュウニヒトエに比して少し大きく、雄しべと同長。下唇は3裂で中央裂片が大きく、先端がふくらんで少し2裂します。
備考
エングラー : シソ科
類似種
ジュウニヒトエ : 丈はやや小さく、全体に毛が多い。走出枝は出さない。
ケブカツルカコソウ : 茎に軟毛が密にあり、葉の縁にも多い。
撮影地
2007.4 茨城県つくば市  他

セイヨウジュウニヒトエ

走出枝で広がるので、ある程度まとまっています。ジュウニヒトエに比して丈がやや大きく、全体に毛が少ない。 (2014.5 岩手県久慈市)


セイヨウジュウニヒトエ

2裂した上唇が雄しべと同長くらいあり、先が尖るものが多い。ツルカコソウの上唇は雄しべよりかなり短く、このアングルでは見えない。 (2014.5 岩手県久慈市)


セイヨウジュウニヒトエ

葉は倒卵形で基部は狭まって柄に続きます。毛はほとんど見られず、やや光沢がある。 (2014.5 岩手県久慈市)


セイヨウジュウニヒトエ

花が終わ利始めると、走出枝を出します。走出枝に付く葉は卵形~広倒卵形で翼のある柄があります。 (2014.5 岩手県久慈市)