アキギリ Salvia glabrescens var. glabrescens
(型) オオアキギリ


アキギリ

分類
シソ科 アキギリ属
植生環境
山地
開花時期
8-10月 林縁のやや湿ったところ
地域
中部 近畿
特記
 -
特徴
茎は地を匍って拡がり、先端が20-50cmほどに立ち上がって花序を付けます。葉は三角状のほこ形で長柄があり、先端は尖り、基部はやや張り出します。
花は茎頂に総状に多数付きますが、多くはまばらに咲きます。花色は紫色、雄しべは2、花柱は花冠から長く突き出ます。
葉が大きく、長さが15cmに達するものが北陸地域にあり、オオアキギリと呼んで区別することもあります。
備考
エングラー : シソ科
類似種
キバナアキギリ : 花色は淡黄色。
シボリミヤマアキギリ : アキギリとキバナアキギリの中間的な色合いで、2色がまばらに混じる。
撮影地
2017.9 新潟県十日町市  他

アキギリ

山際に湿った所などにかたまって咲いていました。分布の東限に近いため、キバナアキギリとの交雑も多く見られた。ここのものは、葉の基部の張り出しが弱かった。 (2017.9 新潟県十日町市)


アキギリ

花冠は2-2.5cm、紫色、外側には毛があり萼にも毛があります。 (2017.9 新潟県十日町市)


アキギリ

葉は三角状ほこ形のはずですが、ここのものは、葉の基部の張り出しが弱いようでした。 (2013.9 新潟県糸魚川市)


(型) オオアキギリ (f. robusta = synonym)

オオアキギリ

葉が大きく、長さが15cmほどにもなるものは、オオアキギリ(f. robusta) として区別することもありますが、連続的で区別しにくく、同じものとして扱いました。 (2017.9 新潟県十日町市)