ヒメジソ Mosla dianthera


ヒメジソ

分類
シソ科 イヌコウジュ属
植生環境
里 山地
開花時期
9-10月 田んぼまわり、湿った草地
地域
全国
特記
 -
特徴
秋の田んぼ廻りでよく見られる花。
丈は20-60cm、茎には4稜があり、稜上に下向きの毛が少量あり、節に毛が見られます。葉は2-4cmの卵状菱形~広卵形で柄があり、鋸歯は4-5対、先が尖ります。
花は茎頂や葉腋から総状花序を伸ばして付き、花色は白~ピンクと変化があります。萼は5裂でまばらに毛があり、上萼片は長く鋭く尖がりません。
備考
エングラー : シソ科
類似種
イヌコウジュ : 葉は狭卵形~卵形で鋸歯は6-13対、茎の稜に下向きの屈毛が多く、面に微毛がある。上萼片は長く尖る。
シラゲヒメジソ : 葉はヒメジソより大きくて軟毛があり、鋸歯は6-10対、茎に開出した軟毛がある。
撮影地
2010.10 千葉市  他

ヒメジソ

イヌコウジュより湿った所に多く、稲刈り後の田んぼなどでよく見ます。 (2020.10 千葉県印西市)


ヒメジソ

花色は白~ピンクと変化があります。上唇は3裂。雄しべ4本のうち、下側の2本には葯がない。上萼片の先は三角状で針状に尖らない。 (2013.10 千葉市 / 2018.9 静岡県伊豆市)


ヒメジソ

葉は2-4cmの卵状菱形~広卵形、鋸歯は4-6対、葉裏には腺点が見られ、脈上に毛が見られました。 (2018.9 千葉市 / 2015.10 千葉県大多喜町)


ヒメジソ

茎の稜には下向きに曲がった毛がまばらに見られる。 (2018.9 千葉市)