イヌコウジュ Mosla scabra

2023.10.4 更新

イヌコウジュ

分類
シソ科 イヌコウジュ属
植生環境
里 山地
開花時期
9-10月 草地 道ばた
地域
全国
特記
 -
特徴
ヒメジソと同じような所にもあり、似ています。
丈は20-60cm、全体に短い毛が多くあります。茎は稜に下向きの屈毛、面に細毛が多くあって赤味を帯びます。葉は2-4cmの狭卵形~卵形で柄があり、鋸歯が浅くて片側6個以上見られます。
花は茎頂や葉腋から伸びる総状花序に付き、花冠は紅紫色で長さ3-4mm。上萼片の先が長く鋭く尖ります。
備考
エングラー : シソ科
類似種
ヒメジソ : 葉は卵状菱形~広卵形で鋸歯は4-6対、茎の稜にまばらに下向きの屈毛がある。上萼片は先だけ尖る。
シラゲヒメジソ : 葉はヒメジソより大きくて軟毛があり、鋸歯は6-10対、茎に開出した軟毛がある。
ヤマジソ : 丈は~30cm、茎は赤く葉は卵形、花序は短く密に花を付ける。
撮影地
2011.9 群馬県下仁田町  他

イヌコウジュ

ヒメジソと異なり、ふつうの草原で見られます。よく分枝して30-60cmほどになり、その先に花穂を付けます。 (2023.10 千葉市)


イヌコウジュ

花冠は長さ3-4mm、上唇3列、下唇に濃いピンクの斑があります。雄しべ4つのうち、完全雄しべは上の2つ、下の2つは葯はつかないのはこの属共通。 (2020.10 千葉市 / 2018.9 静岡県富士宮市)


イヌコウジュ

葉は卵状披針形~長楕円形。鋸歯は6対以上あります。 葉の表面には微細な毛が見られます。葉裏は腺点が目立ちます。(2018.9 静岡県富士宮市)


イヌコウジュ

茎の稜には下向きに曲がった毛が密にあり、面にも微毛が見られる。 (2023.10 千葉市)