ミソガワソウ Nepeta subsessilis
(品種) シロバナエゾミソガワソウ / (型) エゾミソガワソウ


ミソガワソウ

分類
シソ科 イヌハッカ属
植生環境
亜高山
開花時期
7-9月 草地
地域
北海道~中国・四国
特記
 -
特徴
丈は1mほどになり、高山の亜高山帯や山の日当たりの良い沢筋などでよく群生しています。
葉は6-14cmの広卵形~広披針形、短い柄があり、先が尖り、両面にまばらに毛が見られます。葉脈は凹んで明瞭。
花は葉腋に複数付き、花冠長さ25-30mm、3裂した下唇の中央裂片のみエプロン状に伸びて紫色の斑点が目立ちます。
白花はシロバナエゾミソガワソウと呼ばれます。
なお、エゾミソガワソウは北海道で見られる葉の幅の広いものですが、分類上はミソガワソウに含まれます。
備考
エングラー : シソ科
類似種
 
撮影地
2007.8 北ア・穂高岳  他

ミソガワソウ

花は上部の葉腋に多数付きます。 (2007.8 北ア・穂高岳)


ミソガワソウ

花冠は長さ25-30mm、下唇の中央裂片はエプロン状に伸び、斑が見られます。 (2014.8 北ア・白馬岳)


(品種) シロバナミソガワソウ f. albiflor

シロバナミソガワソウ

白花。 (2013.8 長野県白馬村)


(型) エゾミソガワソウ (var. yesoensis = synonym)

エゾミソガワソウ

北海道で見られる葉の幅の広いもの。本種に含められる。 (2007.7 北海道礼文町)