ヨウシュハッカ Mentha arvensis

2022.4.14 更新

ヨウシュハッカ

分類
シソ科 ハッカ属
植生環境
開花時期
8-10月 湿ったところ
地域
外来種 (ユーラシア中西部原産)
特記
 -
特徴
ハッカの原種とされる種の1つ。一般にはクールミントの名で知られます。
丈はハッカよりやや小型で、葉は卵形~長楕円形、先は鈍頭~円頭、両面に毛があり、短柄があります。葉裏には腺点がある。
花は葉腋に多数付き、白~淡ピンク、雄しべは短く花冠から飛び出さない。萼歯は三角状でハッカより短く、先鋭頭にならない。
備考
エングラー : シソ科
近似種
ハッカ : 雄しべは花冠から長く飛び出る。
ウォールドミント : 水湿地で見られ、全体に毛が多く、萼の毛が目立つ。葉表の腺点が明瞭。
撮影地
千葉市

ヨウシュハッカ

ハッカによく似ていますが、葉に柄があるのが特徴。全体に毛が見られましたが、ハッカほどには毛が目立たないという印象もありました。


ヨウシュハッカ

雄しべが短く、花冠から飛び出さないこと、萼歯が短く、尖鋭頭にならないのがもう1つの特徴。


ヨウシュハッカ

鋸歯は低く、ハッカのような鋭さは感じられず、多くは上半だけに見られました。葉の基部に明瞭な柄がある。