タニウツギ Weigela hortensis
(品種) シロバナウツギ

2024.5.31 更新

タニウツギ

分類
スイカズラ科 タニウツギ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 日当たりの良い草地
地域
本州以北の日本海側
特記
 -
特徴
初夏の頃、山の中腹などで花をびっしりと咲かせている姿をとてもよく見ます。
落葉小高木で丈は~5m。枝は茶褐色~紫褐色。葉は対生し、4-10cmの卵状楕円形、先は鋭く尖り、基部は円形~広いくさび形、縁には細かな鋸歯が見られます。
花は葉腋に2-3個ずつ付き、花冠2.5-3.5cmでピンク色、花冠は先に向かって緩やかに膨らむ。花柱はやや突き出ます。
白花はシロバナウツギと呼ばれます。
備考
エングラー : スイカズラ科
類似種
 
撮影地
2019.6 長野県栄村  他

タニウツギ

初夏の日本海側の超定番の低木。丈は2-5m。 花付きもとても良く、華やかです。 (2012.6 青森県外ヶ浜町)


タニウツギ

(2015.5 青森県弘前市)


タニウツギ

花冠は緩やかに膨らむ。萼には毛が見られます。 (2019.6 長野県栄村)


タニウツギ

葉は4-10cmの卵状楕円形、先は鋭く尖り、基部は円形~広いくさび形、縁には細かな鋸歯。葉裏には軟毛が多く、脈などには密にある。但し中央脈の上面は少ない。 (2009.6 長野県白馬村 / 2019.6 長野県栄村)


(品種) シロバナウツギ f. albiflora

シロバナウツギ

白花品。ふつうのタニウツギが沢山見られる中に1つだけあり、目立っていました。 (2019.6 長野県栄村)


(虫こぶ) ウツギメタマフシ

シロバナウツギ

側枝の芽に付いた球状の虫こぶ。ウツギメタマバエとも呼ばれるハマバエの一種の仕業だが、夏以降はノブドウにも寄生するようで、「ノブドウミタマバエ」と同じもののようだ。この虫こぶはハコネウツギやニシキウツギにも出来る (2024.5 群馬県みなかみ町)