ヤブデマリ Viburnum plicatum var. tomentosum

2024.7.30 更新

ヤブデマリ

分類
ガマズミ科 ガマズミ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 明るい林内
地域
本州の太平洋側 四国 九州
特記
 -
特徴
枝や柄に星状の毛、葉にも毛が多く見られます。
葉は5-12cm広楕円形~楕円形で、先が尖り基部は広いくさび形から円形、側脈は7-12対、縁には鋸歯があります。
花序は5-10cmほどで、周囲に装飾花が付き、装飾花は2-4cmで花冠5深裂。
備考
エングラー : スイカズラ科
類似種
ケナシヤブデマリ : 葉は丸くて大きく、新枝や葉裏の星状毛はないか少ない。日本海側で見られる。
撮影地
2024.5 千葉県君津市

ヤブデマリ

枝に花序がびっしりと並んでいて、遠目では全体に真白に見えた。山間の林縁で見られたもので、このあたりではこのような姿が普通だった。 (2024.5 千葉県君津市)



前年の葉腋と思われる部分から、対生する葉が2つとその先に花序を付けていた。花序には両性花の周囲に大きな装飾花が付き、装飾花はふつう5裂だが、1片が極端に小さくて4裂に見えることも多いようだ。 (2024.4 千葉県市原市)

ヤブデマリ

両性花は花冠5深裂。 (2024.5 千葉県君津市)

ヤブデマリ

葉は広楕円形~楕円形、長さ5-12cm、側脈は7-12対、基部は広いくさび形~円形。 (2018.5 千葉市)

ヤブデマリ

葉裏には星状毛が密にあって白い。新枝にも星状毛が密。 (2018.5 千葉市)

ヤブデマリ

果実は楕円形で長さ6mm、7-8月に赤く熟す。花序軸も赤みを帯びていた。 (2024.7 千葉県君津市)