アイヌタチツボスミレ

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スミレ科 Violaceae
北地の有茎スミレ。本州で知られる自生地は数カ所のみです。
丈はあまり伸びず、ふつう10cm程度、葉は心形~卵形で基部は浅い心形、葉裏と時に赤味を帯びます。托葉は櫛形で切れ込みは浅い
花は2cmほどで、タチツボスミレより色が鮮やかで濃いものが多い。側弁に毛があり、花柱には突起状の毛が見られます。距は白い。

 

2015.6.9 作成
  • 全体
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 托葉

アイヌタチツボスミレ-全体

陽当たりのある所のものであれば、丈はあまり伸びず10cm程度、葉腋間が詰まっていて、
有茎スミレには見えにくい。(2015.6 青森県岩木山)

アイヌタチツボスミレ-花

タチツボスミレに比して花色が鮮やかで濃いものが多い。
唇弁の線状斑はタチツボスミレと似ていおり、網状ではない。(2015.6 青森県岩木山)

アイヌタチツボスミレ-花2

側弁に毛があり、花柱にも突起状の毛が見られます。同じような突起毛は
エゾノタチツボスミレでも見られます。(2015.6 青森県岩木山)

アイヌタチツボスミレ-花3

距は白い。
(2015.6 青森県岩木山)

アイヌタチツボスミレ-葉

葉の形は心形~卵形で基部は浅い心形とタチツボスミレと大きく変わりませんが、
やや暗い緑色という印象でした。葉裏に少し赤味がありました。(2015.6 青森県岩木山)

アイヌタチツボスミレ-托葉

ふつう、托葉の切れ込みは浅いですが、櫛の歯が少ないという印象もありました。
(2015.6 青森県岩木山)