アケボノスミレ / シロバナアケボノスミレ

top
スミレ科 Violaceae
華やかなピンク色がとても印象的なすみれ。
丈は5-10cm、葉は円心形、先は急に尖り基部は心形。花よりかなり遅れて別に出ますので、花期には多くの場合展開していません。他のスミレサイシン類と異なり、葉にあまり光沢がありません。
花は20-25mmほどあり、花弁は厚みがあって樹形状の細かいシワが多くあり、独特の風合い。側弁は無毛またはあっても少なく、距は短い。
白花はシロバナアケボノスミレと呼びます。

 

2016.2.25 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花正面
  • 花柱
  • 花 横
  • 葉2
  • シロバナアケボノスミレ
  • 同・花

アケボノスミレ-全体

葉や花が1カ所からでなく、別々に出るように見えます。葉は展開は遅く、花の時期には
まだ巻いているものが多く見られる。(2012.4 山梨県甲府市)

アケボノスミレ-全体2

(2012.4 山梨県甲府市)


アケボノスミレ-全体3

(2007.4 静岡県富士宮市)


アケボノスミレ-花

すみれの中でも1-2を争う綺麗な花。
(2011.4 静岡県富士宮市)

アケボノスミレ-花2

花弁に細かいシワが全面にあり、厚みがあるように見えます。
(2008.4 静岡県富士宮市)

アケボノスミレ-花3

側弁に毛がありますが、すべてにあるわけではないようです。
(2007.5 長野県箕輪町)

アケボノスミレ-花4

距は短くぽっていり形であるのは他のスミレサイシン類と同じですが、萼の付属体(上端)
にあるぎざきざは小さくて、肉眼ではなかなか気づきません。(2008.4 高尾山)

アケボノスミレ-葉

葉は心形、先が尖っています。他のスミレサイシン類と違い、葉に光沢はありません。
(2008.4 静岡県富士宮市)

アケボノスミレ-葉2

葉は花に遅れて出てきますので、花の頃はこのような状態をよく見ます。
葉裏は多くが少し赤みを帯びています。(2007.5 長野県箕輪町)

シロバナアケボノスミレ-全体

白花はシロバナアケボノスミレと呼ばれます。花弁の独特のシワで本種と
判断出来ます。わずかにピンク色がかっていました。(2010.4 東京都高尾山)

シロバナアケボノスミレ-花

(2010.4 東京都高尾山)