ケイリュウタチツボスミレ

top
スミレ科 Violaceae
水流に対応したタチツボスミレ。山地沢沿いの砂礫地、岩のリスなどで見られます。
増水時などに対応できるよう、あまり大きくならず、丈は5-10cm程度、葉は光沢があって小さく、三角状で基部は浅い心形~切形、根生葉も三角形で深い心形にはなりません。托葉はくし形。
花は1.5-2cmですが、花弁が細いのも特徴です。

 

2016.4.24 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 全体4
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 葉2
  • 葉3
  • 托葉

ケイリュウタチツボスミレ-全体

思った以上にタチツボスミレと印象が異なりました。時期が遅く、咲いていた株は少なかった
ですが、花が終わっても丈も葉も大きくなっていませんでした。(2013.5 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-全体2

(2016.4 長野県)


ケイリュウタチツボスミレ-全体3

川の下流側の岩陰に多く見られ、川上側ではほとんど見られない。
(2016.4 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-全体4

沢山の花を付けた大きなもの。
(2016.4 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-花

花は花弁が細く、タチツボスミレの写真の横方向を著しく圧縮したような感じです。
(2013.5 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-花2

(2016.4 長野県)


ケイリュウタチツボスミレ-花3

距の長さや萼などはタチツボスミレと同じ。
(2013.5 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-葉

茎・葉の全体。節間は短く、托葉に対して葉身は少し大きい程度。
(2016.4 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-葉2

地上茎ははじめはあまり立ちあがらず、横に匍うように拡がっていました。
(2016.4 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-葉3

葉身は光沢があり、三角状で基部は深い心形にはならず、浅い心形や切形となります。
(2013.5 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-茎

増水時に水流に洗われて岩陰から飛び出したと思われる根茎。地上部と異なり太く、
分枝して多数の子株とつながっているようでした。(2016.4 長野県)

ケイリュウタチツボスミレ-托葉

托葉は櫛形。
(2016.4 長野県)