サクラスミレ / チシオスミレ

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スミレ科 Violaceae
すみれの女王と言われるだけあって、花の大きなすみれです。
丈は8-15cm、長卵形~三角状長卵形の葉が花より上に突き上がるのが特徴。葉の基部は心形、裏面に毛が見られます。柄の翼は目だたない。
花はアカネスミレの約2倍、25-30mmほどあり、側弁には毛があり、上弁がやや大きく、横から見るとフラットな印象。遅咲きで4月はほとんど見られません。
葉の脈などが赤くなるものをチシオスミレと呼びます。

 

2019.6.21 更新
  • 全体
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  • 全体3
  • 花正面
  • 花2
  • 花 横
  • 葉2
  • 色変わり
  • チシオスミレ

サクラスミレ-全体

葉が花より上に飛び出します。花はアカネスミレのように多くはなく、
一度にせいぜい4-5輪程度までのようです。(2008.5 山梨県・旧須玉町)

サクラスミレ-全体2

(2019.6 長野県霧ヶ峰)


サクラスミレ-全体3

(2008.5 山梨県 旧・須玉町)


サクラスミレ-花
側弁に毛があり、基部が閉じ気味に開くので花柱はよく見えません。
花弁の先端がへこむのがサクラスミレの名の由来ですが、必ずへこむとは限りません。
花色が写真より少し青みを帯びるものもよく見かけます。(2008.5 山梨県・旧須玉町)

サクラスミレ-花2

側弁をひっぱって花柱を露出させた状態。
(2019.6 長野県霧ヶ峰)

サクラスミレ-花2

完全に開花すると上弁が大きく反るのも特徴の1つです。
(2019.6 長野県霧ヶ峰)

サクラスミレ-葉

葉は丸みのある三角状で、柄に翼はありません。
(2019.6 長野県霧ヶ峰)

サクラスミレ-葉2

ふつう、柄は葉裏脈上に毛が見られます。
(2019.6 長野県霧ヶ峰)

サクラスミレ-花3

(2008.5 長野県 高ボッチ山)


チシオスミレ-全体

葉の主脈付近が赤い斑が入るものはチシオスミレと呼ばれます。
葉以外、サクラスミレとの違いはありません。(2009.5 群馬県・榛名山)

チシオスミレ-花

花は変わりませんが、この個体は、色がかなり薄いものです。
(20009.5 群馬県・榛名山)

チシオスミレ-葉

主脈に沿って紅いスジが入ります。
(20009.5 群馬県・榛名山)