ノジスミレ Viola yedoensis var. yedoensis
(品種) オトコノジスミレ

2024.4.2 更新

ノジスミレ

分類
スミレ科 スミレ属
植生環境
開花時期
3-4月 乾き気味のところ
地域
秋田以南
特記
 -
特徴
人里近くでしか見られないと言われるすみれ。桜の季節に見られます。
丈は4-8cmと小さく、全体に微毛があり、葉は長楕円状披針形~三角状披針形、先端は尖らず、基部はくさび型~切形~浅い心形、縁は波立ち、柄に翼はありません。
花は1.5cmほどで側弁に毛はなく、花弁の縁がやや波立ちます。距は細長い。花の季節が終わり頃になると葉は幅が広く、柄も長くなります。
側弁に毛のあるものはオトコノジスミレ(f. barbata)、全体に毛のないものはケナシノジスミレ(f. glaberrima)、白花はシロノジスミレ(f. albescens)と呼びます。 
備考
エングラー : スミレ科
類似種
ヒメスミレ : 葉は三角状披針形で無毛、側弁は有毛。
コスミレ : 葉は卵形で鋭頭、綺麗なロゼット状になる事が多い。
撮影地
2011.4 長野県富士見町  他

ノジスミレ

人の営みの近くで見られることの多いスミレ。ここでも、田畑の周囲で見られました。 (2023.3 千葉県四街道市)


ノジスミレ

花弁の縁が波立つものが多く見られます。普通、側弁はやや閉じ気味に開き、花柱は見えにくい。ふつう側弁に毛はありませんが、 あるものはオトコノジスミレと呼ばれます。 (2011.4 山梨県韮崎市 / 2023.3 千葉県四街道市)


ノジスミレ

距は細長く、紫色。花茎には毛が多く見られます。 (2023.3 千葉県四街道市)


ノジスミレ


(品種) オトコノジスミレ f. barbata

オトコノジスミレ