サクラタデ / シロバナハナサクラタデ

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タデ科 Polygonaceae
丈は0.5-1m、葉は7-13cmの狭披針形で基部は狭まって短柄となります。両面に毛があり、裏面に腺点が見られます。托葉鞘は短い筒形で縁に長い毛があります。
花序は頂生、時に腋生し、2-7cmのやや密な総状花序で、花は径5mmほど、花弁はなく、萼は5裂でピンク色。長花柱花と短花柱花があり、花柱が萼より長いものは雄しべは萼より短く、花柱が萼より短いものは雄しべは萼より長い。
白花はシロバナハナサクラタデと呼びます。
従来、雌雄異株とされていましたが、近年は花柱や花糸の長さが異なる異形花柱であるとされています。
よく似たシロバナサクラタデは、花がひとまわり小さく、本種同様、花柱に長短2形態あります。

 シロバナサクラタデとは異なります

 

2021.10.1 更新
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サクラタデ-全体

川端でシロバナサクラタデと共に群れていました。
(2020.10 千葉県 旧・小見川町)

サクラタデ-全体2

(2010.10 栃木県渡良瀬遊水地)


サクラタデ-全体3

(2012.10 静岡市)


サクラタデ-全体4

(2021.9 千葉県四街道市)


サクラタデ-全体5

(2020.10 千葉県 旧・印旛村)


サクラタデ-花

花被は5-6mmあり、この仲間では一番大きい。
写真は長花柱花。(2020.9 栃木県渡良瀬遊水地)

サクラタデ-花2

長花柱花。この撮り方だと、本当の桜の仲間のよう。
(2020.9 千葉県 旧・印旛村)

サクラタデ-花3

花弁に見えるのは萼、萼に見られる小さな点は腺点。
長花柱花では雄しべは萼より短い。(2020.10 千葉県 旧・小見川町)

サクラタデ-花4

光に透かすと腺点はわかりやすい。
(2020.10 千葉県 旧・小見川町)

サクラタデ-葉

葉は披針形。
(2020.10 千葉県 旧・印旛村)

サクラタデ-葉2

縁に毛があり、葉裏脈上にも上向きの毛が見られます。面には小さな腺点が多数。
(2020.10 千葉県 旧・印旛村)

サクラタデ-托葉鞘

托葉鞘は長い筒形で先端に長い毛があります。
(2020.10 千葉県 旧・印旛村)

サクラタデ-群生

(2021.9 千葉県四街道市)


シロバナハナサクラタデ-全体

シロバナサクラタデ(f. albiflora) というるかどうか・・・?。
(2016.10 千葉県 旧・成東町)

シロバナハナサクラタデ-花

(2016.10 千葉県 旧・成東町)


サクラタデ-比較

左:本種=僅かに大きく、開き方が皿状 右:シロバナサクラタデ=開き方が碗状
という印象 (2020.10 千葉県 旧・小見川町)