エゾノギシギシ Rumex obtusifolius

2022.5.26 更新

エゾノギシギシ

分類
タデ科 ギシギシ属
植生環境
海岸 里 山地
開花時期
6-9月 道ばた 荒れ地
地域
外来種
特記
生態系被害防止外来種リスト掲載種
特徴
雌雄同株。
丈は50-130cm、葉は15-25cmの卵状長楕円形~長楕円形で基部は鋭形~心形、縁は細かく波打ちます。茎や葉の中脈が赤みを帯びることが多い。
花は輪生状、全体には枝先に総状に付き、雌花は終わると内花被片は肥大し、三角状卵形で下部に刺状の突起があり、こぶ状突起は長卵形で赤くなります。
付記
他のギシギシ亜属(ギシギシ属のうち雌雄同株のもの)とよく交雑し、多くの場合雑種強勢()となる。
雑種強勢=両親より強靱な生命力を持つ現象。多くの場合一代限り。園芸種の一代交配種はこの応用。
備考
エングラー : タデ科
類似種
 
撮影地
2019.7 千葉市  他

エゾノギシギシ

花期。この時点で全体に赤みを帯びていることが多い。トップの写真は果期。 (2022.5 千葉市)

エゾノギシギシ

大きな刺状の突起が目立つ。こぶ状突起は長卵形で赤い。 (2022.5 千葉県栄町)

エゾノギシギシ

花期では歯牙は目立たなかったが、花期後半で内花被片が大きくなりだすと歯牙も見えた。(矢印) (2022.5 千葉市)


エゾノギシギシ

葉は卵状長楕円形~長楕円形と他のギシギシより幅広な印象。基部は心形、しばしば中脈が赤みを帯びる。 (2022.5 千葉県栄町)