イヌタデ Persicaria longiseta
(品種) シロバナイヌタデ / (型) イザリタデ


イヌタデ

分類
タデ科 イヌタデ属
植生環境
開花時期
9-10月 道ばた 畑 田の畦
地域
全国
特記
 -
特徴
秋になると目にすることの多い花です。
丈は20-50cm、下部の茎は地を匍い、上部は斜上気味に立ちあがります。葉は3-8cmの披針形で先は鋭頭、縁毛があり、短柄があります、托葉鞘は筒状で縁に長い毛が見られます。
花は茎の先に密に1-5cmほどの総状に付き、花弁に見える萼は濃いピンクで長さ1.5-2mm。
萼が白いものはシロバナイヌタデと呼ぶ。丈が10cm以下で花序も小さなものはイザリタデと呼ばれたが分けない。
備考
エングラー : タデ科
類似種
 
撮影地
2020.10 千葉市  他

イヌタデ

「あかまんま」。女の子のままごとでは、花はお赤飯になりました。休耕田や刈り取りの終わった田んぼの周りで、鮮やかなピンクの群落が見られます。 (2019.10 千葉市)

イヌタデ

花弁に見える萼は5裂、花柱3、雄しべは~8。花序は果序に比して細く見えることが多い。 (2012.10 栃木県渡良瀬遊水地 / 2015.10 千葉市)

イヌタデ

葉は披針形、微細な縁毛がある。中央に斑が見られることが多い。 (2016.10 千葉市)


イヌタデ

托葉鞘は長い筒形で上向きの粗い毛があり、上辺の縁毛は長く飛び出ます。 (2016.10 千葉市)


(品種) シロバナイヌタデ f. albiflora

シロバナイヌタデ

白花品 (2012.10 千葉市)


(型) イザリタデ (f. divaricatoramosa = synonym)

イザリタデ

丈が10cm前後の小型のものはイザリタデと呼ばれましたが、現在は区別しない。花序も短い。 (2016.11 千葉市)