ミゾソバ Persicaria thunbergii var. thunbergii
(品種) シロバナミゾソバ

2022.10.14 更新

ミゾソバ

分類
タデ科 イヌタデ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-10月 田 水辺 湿地
地域
全国
特記
 -
特徴
田んぼの周りでよく見ます。
丈はふつう30-100cm、葉は3-12cmの卵状ほこ形で先は長く尖り、基部は心形で両脇は卵形に張り出します。茎は葉腋でよく分枝し、下向きの刺毛があります。托葉鞘は短い筒状で縁に毛があります。
花は茎の先に密な総状に集まって付き、花弁はなく、萼は5裂で長さ4-7mm。花柄に赤い腺毛が見られます。近年はオオミゾソバ、ヒカゲミゾソバと呼ばれていたものも本種に含めます。
白花はシロバナミゾソバと呼ぶ。
備考
エングラー : タデ科
類似種
 
撮影地
2010.10 千葉市  他

ミゾソバ

休耕田など水辺では最もおなじみのタデ。 (2023.10 千葉市)

ミゾソバ

ふつう花被の上半分がピンク色。上部の茎には腺毛が見られ、腺のない開出毛も混じりますが、花序柄や花柄、萼には腺毛がほとんど見られず、開出毛が目立ちました。 (2014.10 千葉市)

ミゾソバ

葉は卵状ほこ形、基部は心形で両脇は卵形に張り出す。両面に微細な毛が多く、斑が入るものも多い。 (2014.10 千葉市)


ミゾソバ

托葉鞘は短い筒状で縁に毛</span>があります。但し、まだ小株の頃の托葉はしばしば先が葉状に広がる。 (2014.10 千葉市)


ミゾソバ

稀に見られる赤花。普通のミゾソバとは色のマッピングが逆で、先端だけ白いというのが面白い。  (2020.10 千葉市)


(品種) シロバナミゾソバ f. viridialba

シロバナミゾソバ

白花。赤い部分がない。 (2010.10 千葉市)