ムシトリスミレ  Pinguicula macroceras
(品種) シロバナムシトリスミレ


ムシトリスミレ

分類
タヌキモ科 ムシトリスミレ属
植生環境
山地 亜高山 高山
開花時期
6-8月 湿った草地
地域
中部以北 四国
特記
 -
特徴
遠目にはスミレによく似た食虫植物。
葉はロゼット状で、3-5cmの長楕円形、先端は鈍頭、縁はめくり上がっていて、葉面に多数の粘着質の腺毛があって虫を捕らえます。
ロゼットの中心から1-3本、5-15cmの花柄が立ちあがり、花は長さ1.5-2.5cm、上唇2裂、下唇3裂。下唇の裂片の先は丸い。萼や花柄にも腺毛が見られます。
白花はシロバナムシトリスミレと呼びます。
備考
エングラー : タヌキモ科
類似種
コウシンソウ : 全体に小型、下唇中央裂片が大きく、中央に黄色い斑がある
撮影地
2008.6 岩手県八幡平  他

ムシトリスミレ

下唇中央から奥にかけて、腺毛が多数見られます。萼は上唇3裂、下唇2裂。萼と柄に腺毛が見られます。 (2008.6 秋田県駒ケ岳 / 2015.6 岩手県早池峰山)


ムシトリスミレ

葉は長楕円形で縁が表側にまくれ上がります。葉面に腺毛が密生していて、粘液を分泌して虫を捕らえます。 (2010.6 岩手県焼石岳)


(品種) シロバナムシトリスミレ f. albiflora

ムシトリスミレ

ふつうのものに混ざっていました。筒部が多少紫色を帯びていて、ごまかしの誹りは免れないかも・・・。 (2012.7 岩手山)