ムシトリスミレ / シロバナムシトリスミレ

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タヌキモ科 Lentibulariaceae
遠目にはスミレによく似た食虫植物。
葉はロゼット状で、3-5cmの長楕円形、先端は鈍頭、縁はめくり上がっていて、葉面に多数の粘着質の腺毛があって虫を捕らえます。
ロゼットの中心から1-3本、5-15cmの花柄が立ちあがり、花は長さ1.5-2.5cm、上唇2裂、下唇3裂。下唇の裂片の先は丸い。萼や花柄にも腺毛が見られます。

 

2015.7.3 更新
  • 全体
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • シロバナムシトリスミレ

ムシトリスミレ-全体

ロゼット状の葉の中心から花柄を数本伸ばし、
それぞれ1つずつ花を付けます。(2008.6 八幡平)

ムシトリスミレ-花

春の東北などでスミレを探していると、遠目では見間違うことがあります。
距は細く長い。(2008.6 秋田駒ヶ岳)

ムシトリスミレ-花2

下唇中央から奥にかけて、腺毛が多数見られます。
(2015.6 岩手県早池峰山)

ムシトリスミレ-花3

萼は上唇3裂、下唇2裂。萼と柄に腺毛が見られます。
(2015.6 岩手県早池峰山)

ムシトリスミレ-葉

小さな虫が沢山かかっています。
(2010.6 焼石岳)

ムシトリスミレ-葉2

葉は長楕円形で縁が表側にまくれ上がります。波面に腺毛が密生していて、
粘液を分泌して虫を捕らえます。(2015.6 岩手県早池峰山)

シロバナムシトリスミレ

ムシトリスミレと混生していました。シロバナのほうが
花が一回り小さいように感じました。(2012.7 岩手山)