コニシキソウ

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae
一番よく見られるニシキソウ。
茎は地を匍い、2分岐を繰り返して拡がります。葉は少しゆがんだ長楕円形で約1cm、先端に微鋸歯があり、ふつう中央に暗赤紫色の斑が見られます。
花序は葉腋から伸びる短い枝に付き、果実は卵状球形で短毛が密に見られます。
良く似たニシキソウは茎や葉の毛がまばらで、果実の毛もまばらで熟すと毛は脱落する。

 「日本の野生植物」ではトウダイグサ属

 

2020.8.19 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 葉2
  • *参考
  • *全体
  • *全体2
  • *花
  • *花2
  • *花3
  • *葉
  • *葉2
  • *茎

コニシキソウ-全体

茎にも毛が密生しています。
(2010.10 千葉市)

コニシキソウ-全体2

ほとんど葉の斑がないかめだたないもの。且つ、葉が小さくて細かったので、
別種かと思った。(2018.9 群馬県館林市)

コニシキソウ-全体3

全体2の拡大。よく見ると、薄くて小さい斑が見られる葉がいくつかあった。
この斑は肉眼では見えなかった。(2018.9 群馬県館林市)

コニシキソウ-花

花はごく小さく、腺体のエプロンも肉眼ではほとんど見えませんでした。
(2017.8 千葉市)

コニシキソウ-花2

(2017.8 千葉市)


コニシキソウ-花

果実に寝た毛が多く見られます。新葉では斑が全く見られない
こともあるようです。(2010.10 千葉市)

コニシキソウ-花

葉は歪んだ長楕円形で柄があります。ふつう、葉の中央に赤い斑が見られます。
(2006.9 千葉市)

コニシキソウ-葉2

葉裏は白く、毛が見られます。茎には毛が密生。
(2017.8 千葉市)

以下、とりあえず本種としましたが、いささか疑義のある個体です。

斑が痕跡すら確認できないだけでなく、腺体のエプロン(付属体)が白くて腺体より遙かに大きい、茎の下面に毛がない等、ハイニシキソウに近い特徴もあり、雑種の可能性も否定出来ません。

海岸の防波堤沿いで複数見られたもので、海水を直接被ることは希と思われますが、何らか海岸性変化したとも考えられます。

以上を考慮の上、ご覧ください。




疑義-全体



疑義-全体2



疑義-花



疑義-花2



疑義-花3



疑義-葉



疑義-葉2



疑義-茎