ヤマアイ

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トウダイグサ科 Euphorbiaceae
古代、染料に使用した植物。藍色ではなく、緑色に染まります。
雌雄異株ですが同株のことも多い。丈は30-40cm、葉は対生で長さ10cmほどの長楕円状披針形~卵状楕円形、縁に鋸歯が見られます。葉腋には小さな披針形の托葉が見られます。
花は上部の葉腋から15cmほどの花穂を出し、数個ずつまとまって花を付けます。雄花の花被は膜質で3枚の萼が大きく、雄しべは15-20本。雌花の花被は3枚で花被は線状披針形。
無雪地では2月ころから咲き始めるようです。

 

2023.4.13 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 花2
  • 花3
  • 花4
  • 葉2
  • 托葉

ヤマアイ-全体

昔、染料に使われた植物だそうです。写真はいずれも雄株のようです。
(2019.5 静岡県富士市)

ヤマアイ-全体2

雌雄同株のものが多く見られました。手前右から2番目は雄性株のよう。
(2012.4 茨城県 筑波山)

ヤマアイ-全体

これも雌雄同株のもの。この自生地では見た限り、
雌雄異株のものは多くはなく、半数以下でした。(2008.4 新潟県 旧・巻町)

ヤマアイ-全体3

雌雄同株のもの。雌花序は茎の上部の葉腋に1つずつ付き、短く、雄花序はその下の葉腋に1つずつ付き、雌花序よりも上まで伸びます。(2015.3 千葉市) <植栽>

ヤマアイ-花2

雄花序。花は多数付きます。花序柄も含めて20cmくらいになります。
(2015.3 千葉市) <植栽>

ヤマアイ-花3
雄花。花弁状の3枚のものは萼だと思う。花弁はそれより小さく、
上に載っている少し白っぽく見えているものではないかと思いますが、
はっきり写らなかった。(2008.4 新潟県 旧・巻町)

ヤマアイ-花4

雌花花序。長さは5-7cmくらいでした。花数も少ない。
糸状に突きだしているものが花被。(2015.3 千葉市) <植栽>

ヤマアイ-花4

若い果実、花柱はまだ残っていました。
(2023.4 千葉市)

ヤマアイ-葉

葉は中部以上では対生し、光沢があり、長楕円状披針形~卵状楕円形。
(2018.4 新潟県 旧・巻町)

ヤマアイ-葉2

縁や葉裏脈上に毛があります。葉表にもまばらに毛がありました。
(2015.3 千葉市) <植栽>

ヤマアイ-托葉

托葉は披針形とされていますが、見る限りは三角状でした。
離生しているようです。(2012.4 茨城県 筑波山)