イワタイゲキ Euphorbia jokinii


イワタイゲキ

分類
トウダイグサ科 トウダイグサ属
植生環境
海岸
開花時期
4-6月 岩場
地域
関東以西
特記
 -
特徴
海岸の岩場で見られるトウダイグサ。
丈はふつう30-50cm、大きいものは木質化した下部を含めて1m、株の径も1mに達し、シルエットが半球形になります。地下茎が発達しており、地上茎も太くがっしりして株立ちになります。
茎葉は密につき、4-6cmの長楕円形~倒披針形、鈍頭、全縁。茎頂にほぼ同形の葉を輪生状に付け、そこから多数放射状に枝を伸ばして杯状花序を付けます。更に2-3分を繰り返します。
花序には楕円形の黄色い苞葉が数枚付き、雄花4-5、雌花1、腺体は椀状の腎円形で雄花と同数、子房にはイボ状突起が見られます。
備考
エングラー : トウダイグサ科
類似種
 
撮影地
2017.3 千葉県館山市  他

イワタイゲキ

半球形に綺麗に展開し、株の径が1mに達するものも見られます。地下茎は太く、径5cmの太さのものもありました。 (2011.5 千葉県館山市)


イワタイゲキ

花に見える1つ1つが花序。まわりを囲むのは苞葉で4枚。 (2011.5 千葉県館山市)


イワタイゲキ

雌花が先に上がって来ます。子房には最初からイボ状突起があり、雌花の花柱は3本で先端が更に2裂。雄花はふつう4-5個。未開花の雄花に被っているのは総苞裂片。腺体は腕状の楕円形。 (2015.4 千葉県館山市)