ツリフネソウ Impatiens textorii
(品種) ナメラツリフネソウ / シロツリフネ

2023.10.8 更新

ツリフネソウ

分類
ツリフネソウ科 ツリフネソウ属
植生環境
開花時期
8-10月 湿ったところ
地域
全国
特記
 -
特徴
秋になると、目にする機会の多い花の1つ。
丈は50-80cm、葉は互生で菱状披針形、先がやや長く尖り、縁には鋸歯が見られます。
花弁は3枚で、下側2枚は基部で合着します。萼の1枚は距となって花の後ろ側に付きます。花序柄の下部には赤い毛が見られます。
白花品はシロツリフネと呼ばれますが、淡いピンクなどの色も希に見つかります。花柄に赤い毛のないものはナメラツリフネソウと呼ばれます。
備考
エングラー : ツリフネソウ科
類似種
ワタラセツリフネソウ : 茎は2mにもなり、下部が木質化する。小花弁の先が萎縮して黒ずんだようになる。
撮影地
2018.10 千葉市  他

ツリフネソウ

向陽の湿った所などで群生しており、近所では休耕田などで大きな群落を作っています。葉は菱状披針形。 (2021.9 千葉市)


ツリフネソウ

花弁は3枚ですがうち、左右の下側花弁は大きく、基部で合着し、更に小花弁が付く。花の基部に見えるのは3枚の萼のうちの2枚。もう1枚は距を含む大きな袋状になった 後ろ部分全体。距の先端は丸まる。 (2015.9 / 2010.10 千葉市)


ツリフネソウ

花序の柄の下半分には、赤い毛があります。 (2014.8 長野県白馬村)


(品種) ナメラツリフネソウ f. nudipedicellata

シロツリフネ

花序の柄に赤い毛のないもの。ここのものは毛が少ない傾向が顕著だったが、その中に写真のように全く見られないものが混ざっていた。 (2023.10 千葉市)


(品種) シロツリフネ f. pallescens

シロツリフネ

花色の白いものはシロツリフネと呼びます。写真は僅かに黄色味がありますが、キツリフネの白花ではない。 (2012.8 山梨県甲州市)