ムラサキツリガネツツジ / (型) フジツリガネツツジ

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ツツジ科 Ericaceae
濃い赤紫色のヨウラクツツジで、富士周辺の特産。萼や花枝に長い毛があるのが特徴です。
高さは1m程度、葉は2-4cmの倒卵形~広楕円形で表面や縁に粗い毛が見られます。
花は枝先に2~6個ずつ付き、花はやや大きく1.4-1.8cmの筒形で、花色は全体が濃い赤色か、筒部がやや淡い萼片に長毛が見られます。
花柄の毛が短くて葉表の毛の少ないものはフジツリガネツツジ、花柄や萼に腺毛のないものはハコネツリガネツツジと呼ばれますが、最近はどちらも分けないようです。

 

2020.1.26 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2

ムラサキツリガネツツジ-全体

掲載のものは花柄の毛が短く、葉表の毛が少ないフジツリガネツツジの型です。
御坂山塊のものはほぼこの型のようです。(2014.6 山梨県三ツ峠山)

ムラサキツリガネツツジ-全体

写真のように基部が白いものもあります。
(2009.6 山梨県三ツ峠山)

ムラサキツリガネツツジ-花

ふつう、萼や花柄に長い毛が見られます。写真のものは毛が短く、
フジツリガネツツジと呼ばれるもののようです。(2014.6 山梨県三ツ峠山)

ムラサキツリガネツツジ-花2

(2014.6 山梨県三ッ峠山)


ムラサキツリガネツツジ-葉

葉は倒卵形手~広楕円形、葉面や縁に毛が見られますが、
ムラサキツリガネツツジの典型に比して少ない。(2014.6 山梨県三ッ峠山)