イワナシ Epigaea asiatica

2025.7.6 更新

イワナシ

分類
ツツジ科 イワナシ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-6月 岩場 疎林内
地域
北海道南部~島根
特記
 -
特徴
矮性のツツジの中では早い時期に咲き出す種です。
茎は地を匍い、丈は10-25cm。葉は4-10cmの卵形~長楕円形で大きく、革質、縁に粗い毛があります。
花は枝先に総状に3-8個付き、淡ピンク色、長さ1cmの鐘形で先は5裂し裂片は平開します。萼は5深裂し、裂片は狭卵形で先は鋭く尖る。
備考
エングラー : ツツジ科
類似種
 
撮影地
2011.6 福島県尾瀬  他

イワナシ

花は大きな葉に半ば隠れるように、総状に3-8個ずつ付きます。花期に見られる葉は前年の葉。 (2014.6 秋田県森吉山)


イワナシ

花冠は長さは1cmほど、萼は基部付近まで裂け、裂片は卵形で鋭頭。花柄には毛があり、多くの場合腺毛、開出した毛が混じることもあるようだ。茎には赤褐色の長い毛がある。 (2025.6 新潟県十日町市)


イワナシ

花冠は先が5裂、雄しべ10 (2025.6 新潟県十日町市)


イワナシ

「梨」のような形ですが、名の由来は形ではなく、味だそうです。  (2012.7 青森県八甲田山)


イワナシ

葉は狭卵形で短柄があり、厚く、波打っています。柄や葉の両面に赤褐色の粗い毛が、縁にも同様の毛が見られるのですが、花の時期は痛んでいる事が多く、わかりにくいこともある。 (2015.5 新潟県津南町)