ツユクサ Commelina communis var. communis
(品種) ケツユクサ / シロバナツユクサ


ツユクサ

分類
ツユクサ科 ツユクサ属
植生環境
開花時期
6-10月 草地 道ばた
地域
全国
特記
 -
特徴
だれでも知っている、雨が似合うイメージの花です。
丈は20-50cm、葉は5-8cmの卵状披針形で上縁に長い毛があります。基部は鞘になって茎を抱きます。
花序は葉腋から伸びた柄の先に集散状に付き、その基部にはV字形に折れ曲がり、広げれば円心形の大きな総苞が付きます。花は3枚花弁のうち、下側の白い1枚が極端に小さい。萼は白く、膜質で3枚。雄しべ6本のうち3本は仮雄しべで1本は不完全。完全雄しべ2本は雌しべとともに前に伸びます。
総苞などにやや長い毛のあるものはケツユクサ、白花はシロバナツユクサと呼ばれます。
備考
エングラー : ツユクサ科
類似種
マルバツユクサ : 花は小さく、葉は卵形~長楕円形で縁が波立つ。
撮影地
2015.9 栃木県宇都宮市  他

ツユクサ

総苞に挟まれた間から花柄が伸びてきます。2枚の花弁は青く、1枚は白くて小さく、膜質の白い側萼片の間に見えます。 雄しべは6本ですが、うち黄色くて短い3本は仮雄しべ。萼(外花被)は3枚、白く膜質。 (2015.8 / 2018.10 千葉市)


ツユクサ

葉は卵状披針形、基部は鞘になって茎を抱く。 (2014.8 千葉市)


(品種) シロバナツユクサ f. albiflora

シロバナツユクサ

シロバナツユクサと呼ばれるもの。 (2020.8 千葉市)


(品種) ケツユクサ f. ciliata

ケツユクサ

苞や萼などにやや長い毛が多く見られるものです。普通にあります。 (2007.8 長野県白馬村)