タチドコロ Dioscorea gracillima


タチドコロ

分類
ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
植生環境
山地
開花時期
6-7月 林縁 草地
地域
本州以南
特記
 -
特徴
下部の茎は自立しますが、上部は蔓状です。葉は長さ5-10cmの三角状で縁に細かな波状の鋸歯が見られるものもあります。葉柄は長く、基部が太い。むかごはできない。
雄花序は立ち上がりますが、軟弱でややしな垂れるような感じで、花は完全雄しべは3、仮雄しべ3。雌花序は下垂します。花色は黄色~オレンジ色。
果実は3翼のある扁円形で幅18-20mm。
備考
エングラー : ヤマノイモ科
類似種
ヤマノイモ : 葉は三角状披針形で本種より細く鋭い。花は白色で平開しない。葉腋にむかごが出来る。
オニドコロ : 葉は幅が広く、全体に丸みがある。雄花序は垂れ下がる。花色は白緑色、完全雄しべは6。
ヒメドコロ : 葉は細く、全縁で基部の両側は張り出す。花色は白緑色。
撮影地
2014.6 山梨県忍野村  他 

タチドコロ

雄花。完全雄しべは3。花色は黄色~オレンジ色。TOPの写真も雄株。 (2012.6 東京都高尾山)

タチドコロ

雌株。雄花序も垂れ下がる。 (2019.5 茨城県常陸大宮市)

タチドコロ

雌花。雄しべ6あるも、3つは仮雄しべで葯はなく、3つは未熟で花粉は付かない。花柱は3裂し、先が2分していました。 (2019.5 茨城県桜川市)


タチドコロ

葉は三角状で、縁に細かな鋸歯が見られました。 (2014.6 山梨県忍野村)