ツルネコノメソウ

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ユキノシタ科 Saxfragaceae
花期にも走出枝が見られるネコノメソウ。
丈は5-15cm、茎葉は互生で柄があり、円形~扇形、縁に先の丸い大きな鋸歯があります。表面には毛が多い。根生葉は円形で花期には枯れます。
花には花弁はなく、萼片は緑色から黄緑色平開雄しべは8個で裂開前の葯は黄色苞は緑色で茎葉と同形か卵形、先の丸い大きな鋸歯があります。
花のあと、走出枝は一気に伸びます。
ネコノメソウとは、萼片が開くことで区別します。タチネコノメソウとは根生する葉の有無で見分けます。

 

2018.4.26 更新
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  • 花2

ツルネコノメソウ-全体

花期に根生葉はありません。
(2013.4 岩手県水沢市)

ツルネコノメソウ-全体2

茎は斜上して立ち上がる傾向があります。
(2008.5 上高地)

ツルネコノメソウ-全体3

ハナネコノメソウとごちゃごちゃになって見られました。
(2018.4 群馬県 旧・新治村)

ツルネコノメソウ-蕾

まだ茎があまり伸びておらず、根生する葉と区別できない。
(2013.4 岩手県水沢市)

ツルネコノメソウ-花

(2008.5 栃木県・旧足尾町)


ツルネコノメソウ-花2

萼は黄緑色で開きます。雄しべは8本、葯は黄色。
(2013.4 岩手県水沢市)

ツルネコノメソウ-葉

茎葉は互生。先の丸い鋸歯があります。
(2013.4 岩手県水沢市)