ヒメヒダボタン Chrysosplenium nagasei var. luteoflorum


ヒメヒダボタン

分類
ユキノシタ科 ネコノメソウ属
植生環境
山地
開花時期
5月 沢沿いなどに湿ったところ
地域
長野 岐阜 福井 滋賀
特記
 -
特徴
ヒダボタンと並び、太平洋側のイワボタンと日本海側のホクリクネコノメの中間形態のような種の1つ。
丈は5-15cm、葉は対生、時に互生で円形~楕円形で基部はくさび型で弱く脈に沿って灰色の斑が入ります。根生葉は花期にも残ります。
花は花弁はなく、萼は直立より少し内向きで淡緑色、雄しべは8で萼裂片と同長。裂開前の葯は黄色。苞は葉よりやや幅が広く、黄色。
よく似たヒダボタンは葯が暗紅色。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
ボタンネコノメソウ : 萼は暗褐色、雄しべは萼より短く、葯は黄色。
ホクリクネコノメソウ : 萼は淡緑色~淡褐色、葯は黒褐色。
撮影地
2008.5 長野県上高地

ヒメヒダボタン

花は萼が直立する手前までしか開きません。雄しべは8本、 葯は黄色で萼より短く、飛び出しません。 (2008.5 長野県上高地)


ヒメヒダボタン

無花径の葉。斑が入りますが、ヨゴレネコノメソウなどのように赤みはありません。 (2008.5 長野県上高地)