オオコガネネコノメソウ Chrysosplenium pilosum var. fulvum
コガネネコノメソウ Chrysosplenium pilosum var. sphaerospermum

オオコガネネコノメソウ

オオコガネネコノメソウ

分類
ユキノシタ科 ネコノメソウ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 湿ったところ 沢沿い
地域
本州以西 (オオコガネネコノメソウは関東以西)
特記
 -
特徴
萼の鮮やかな黄色がよく目立つネコノメソウです。
丈は5-15cm、全体に白い毛が多い。茎葉は扇状~円形で対生、丸い鋸歯が5-10個あり、基部は切形~くさび型で柄に続きます。花期に根生葉は枯れてない。
花は花弁がなく、萼裂片は鮮やかな黄色で直立し、箱形のように見えます。雄しべは8本、裂開前の葯は黄色です。
毛が多く、走出枝に付く葉が大きいものをオオコガネネコノメソウと呼びます。
異説
両者は明確に区別できないという見解がある。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
 
撮影地
2007.4 静岡県裾野市  他

オオコガネネコノメソウ

全体に開出した白毛が多く、茎葉は対生。 (2019.5 長野県軽井沢町)


オオコガネネコノメソウ

萼片の先端が平らに近く、綺麗な箱形になります。雄しべは8、葯は橙色で萼片より短い。 (2011.4 山梨県忍野村)


コガネネコノメソウ

コガネネコノメソウ

全体に毛が少なく、走出枝に付く葉が小さいものはコガネネコノメソウと呼ばれます。仙台市郊外で見たため、分布から本種としましたが、毛の違いは明瞭ではなかった。 (2012.5 宮城県仙台市)