ツルネコノメソウ Chrysosplenium flagelliferum


ツルネコノメソウ

分類
ユキノシタ科 ネコノメソウ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 沢沿いの湿ったところ
地域
近畿以北
特記
 -
特徴
花期にも走出枝が見られるネコノメソウ。
丈は5-15cm、茎葉は互生で柄があり、円形~扇形、縁に先の丸い大きな鋸歯があります。表面には毛が多い。根生葉は円形で花期には枯れます。
花には花弁はなく、萼片は緑色から黄緑色で平開、雄しべは8個で裂開前の葯は黄色。苞は緑色で茎葉と同形か卵形、先の丸い大きな鋸歯があります。
花のあと、走出枝は一気に伸びます。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
タチネコノメソウ : 走出枝が地上に出ず、花期にも根生葉が見られる。
撮影地
2013.4 岩手県奥州市  他

ツルネコノメソウ

花期に根生葉はなく、走出枝が見られます。 (2008.5 長野県上高地)


ツルネコノメソウ

萼は黄緑色で開きます。雄しべは8本、葯は黄色。 (2013.4 岩手県奥州市)


ツルネコノメソウ

地上で見られた走出枝。節から発根していた。 (2019.5 長野県軽井沢町)