(雑) ニワホトトギス (タイワンホトトギス x ホトトギス) Tricyrtis formosana x T. hirta


ニワホトトギス

分類
ユリ科 ホトトギス属
植生環境
開花時期
9-11月 住家の周辺など
地域
?
特記
 -
特徴
タイワンホトトギスとホトトギスの人工交配種。
丈は~80cm程度、茎は太く、上向きの毛があり、葉は長楕円形~披針形で、タイワンホトトギス(=長楕円形)より幅広い。
花付きは良く、中部以上の葉腋から柄が伸びて複数の花をそれぞれ散房状に付けます。花はホトトギスに似て花被片は斜開、内花被片もタイワンホトトギスのように細くならない。
付記
「ホトトギス」として販売されているものの多くは本種と思われる。 
備考
エングラー : ユリ科
類似種
ホトトギス : 花は葉腋に1-3個。散房状にならない。
タイワンホトトギス : 花は茎の上部に集散状に付く。外花被片は幅広で倒披針形、内花被片は細く線状披針形。
撮影地
2012.10 千葉市

ニワホトトギス

葉腋から伸びる柄の先に複数の花を付けます。花数が多い分、種子も多く散布するので、まとまって見られることが多い。 (2012.10 千葉市)

ニワホトトギス

花はホトトギスと大きさも形も色もほぼ同じ。花被内側の基部に黄色い斑が見られます。 (2012.10 千葉市)

ニワホトトギス

葉はホトトギスに似て広楕円形、毛が多く、基部は茎を抱きます。茎には上向きの毛が見られますが、タイワンホトトギスにはこの毛はないようです。 (2012.10 千葉市)