カタクリ Erythronium japonicum
(品種) シロバナカタクリ

カタクリ

分類
ユリ科 カタクリ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月 落葉樹林内 ブナ林床に多い
地域
全国
特記
 -
特徴
雪国の春のイメージにピッタリの説明不要の花。ブナの林床や北斜面などで多く見られます。
根生する葉は2枚で長楕円形~狭卵形、くすんだ赤紫色の斑が入ります。
花は10-20cmの花茎に1つずつ付き、日中のみ開花、下向きで花被片は全て反り返ります。花が終わると花茎が伸びて倒れ、果実は3稜形。
なお、発芽して概ね5年目までは葉は1枚しかなく、開花するのは7-8年目から、寿命は40-50年。
白花はシロバナカタクリと呼ばれます。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
 
撮影地
2018.4 新潟県魚沼市  他

カタクリ

葉は長楕円形~狭卵形、赤紫色や淡色の斑がランダムに入ります。 (2008.5 新潟県妙高市)

カタクリ

ガケを登って若いブナの林に入ると、360度見わたすかぎり地平線までカタクリ畑・・・1kmにわたる、見事な群落でした。 (2012.4 新潟県)


カタクリ

花被片は反り返ります。夕方に閉じます。花被片の基部に濃赤紫色の斑が入ります。雄しべは長短各3つ。 (2015.4 新潟県南魚沼市)


(品種) シロバナカタクリ f. leucanthum

シロバナカタクリ

多くは葉の斑も白い。 (2019.3 千葉市)