コオニユリ Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum
 (型) ホソバコオニユリ

2024.7.21 更新

コオニユリ

分類
ユリ科 ユリ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-8月 やや湿った草地
地域
全国
特記
 -
特徴
オリエンタルリリーと呼ばれる一連の園芸種の母種。
オニユリよりやや小さい花で、葉の基部にむかごがないことがわかりやすい違い。湿性地で見られるところも異なる。
丈は1-1.5m、葉は狭披針形で5-12cm。
花は茎頂に~20個ほど付き、花被片はオニユリよりやや小さく、暗褐色の斑点があり、反り返ります。花粉は暗褐色。
花色の黄色いものが北東北や九州にあり、キヒラドユリ(f. leichtlinii = 基準品種)と呼ばれます。また、秩父山系北部で見られる葉が細くて長いものはホソバコオニユリと呼ばれますが、分けない。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
オニユリ : 葉腋にむかごが付く。花は本種よりやや大きい。
撮影地
2015.7 青森市

コオニユリ

オニユリに似ていますが、こちらは水気の多い所で見られます。 (2017.7 千葉県山武市)

コオニユリ

花はオニユリより少し小型ですが、花だけの写真で区別するのは難しい。 (2024.7 千葉県山武市)

コオニユリ

葉腋に珠芽がありません。オニユリより葉が密に付く印象がありました。 (2008.7 千葉県山武市)

(型) ホソバコオニユリ (f. tenuifolium = syninym)

ホソバコオニユリ

秩父の北部などの岩場に咲く型。葉が細く長く変化している。 (2011.7 群馬県妙義山)