ミヤマナルコユリ Polygonatum lasianthum var. lasianthum


ミヤマナルコユリ

分類
クサスギカズラ科 アマドコロ属
植生環境
山地
開花時期
5-6月 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は30-70cm、茎には稜があって斜上します。
葉は卵形~長楕円形で6-10cm、毛はなく裏面はやや白い。
葉腋から柄が葉に沿って伸び、途中から下を向いて数個の花をつり下げますので、上から見ると花は葉に隠れて見えにくい。花は白く筒状で15-20mm、先端が緑色、筒部は途中まで花被が合着し、先端だけ裂けます。花糸も途中まで花被に合着しています。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
タマナルコユリ : より大型で、花数も多く、小花序に付く花数も2-4個ほどある。小花序の柄の基部は直角に曲がらずループ状。  
撮影地
2018.5 千葉市  他

ミヤマナルコユリ

茎の上部は水平になることが多く、花が葉の下で咲くような姿になります。下から見ると、花が左右に分かれて綺麗に2列に並ぶ姿が確認できます。 (2017.6 群馬県みなかみ町)


ミヤマナルコユリ

花柄は葉腋の少し上から葉に沿って伸びるような感じに見え、花は1-4個くらい付く。花はやや小さい。 (2016.5 千葉市)


ミヤマナルコユリ

花糸は下1/2ほどが花被に合着し、毛が密に見られます。離生部は膨らみません。 (2018.5 千葉市)


ミヤマナルコユリ

葉は卵形~長楕円形。上から見ると、花や果実はスッポリ隠れて見えません。 (2020.6 千葉市)