タチシオデ Smilax nipponica

2025.6.16 更新

タチシオデ

分類
サルトリイバラ科 シオデ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-6月 林内 林縁
地域
本州以南
特記
 -
特徴
積雪地で見られるシオデ。雌雄異株。花期は5-6月と早い。
丈は1-2m、はじめ直立し、伸びるに従って葉の基部から巻きひげを出してからみつてい伸びる。茎に刺はない。葉はシオデに比べて薄く、5-15cmの卵状楕円形、柄はシオデよりやや長く、光沢はなくて葉裏は白っぽい。
花は葉腋から伸びる柄に散形状に付き、雄花、雌花ともに花被片はあまり反り返らず、シオデより葯は短い。果実は6mmの球形で黒く熟す。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
シオデ : 花期は7-8月と遅く、葉柄は短く、花被片は顕著に反り返る。
撮影地
2017.5 新潟県長岡市  他

タチシオデ

積雪地などで見られることが多いシオデ。花期も5-6月とシオデより1カ月以上早い。 (2025.6 新潟県魚沼市)


タチシオデ

雌花序。花被片はあまり反り返らない。よく似たシオデは大きく反り返る。 (2017.5 新潟県長岡市)


タチシオデ

雄花序。 (2015.5 新潟県十日町市)


タチシオデ

果実は径6mmの球形、黒色に熟す。 (2013.10 岩手県花巻市)


タチシオデ

葉はシオデよりやや薄く光沢はありません。茎に刺はありません。 (2015.5 新潟県十日町市)


タチシオデ

茎の上部では、葉の基部から長い巻きひげは出す。 (2014.6 岩手県岩泉町)