ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva var. kwanso


ヤブカンゾウ

分類
ツルボラン科 ワスレグサ属
植生環境
開花時期
7-8月 草地 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
中国に自生するホンカンゾウの変種。郊外などでもよく見かける八重咲きのキスゲです。
葉は40-90cm、幅2-4cmでノカンゾウより幅が広い。
花茎は0.5-1m、濃いオレンジ色で、雄しべのいくつか~全部のうち、花糸の一部又は全部分が花弁化して八重咲きとなります。花弁化した花糸に付く葯にはふつう花粉がなく、果実もできない。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
 
撮影地
2020.7 千葉市  他

ヤブカンゾウ

ノカンゾウと比べて花の大きさはあまり変わらないように感じますが、くしゃくしゃした感じに見える。ノカンゾウより乾地でも見られるが、近所ではノカンゾウ同様に田んぼまわりでもよく見られる。花期はノカンゾウより少し遅い。 (2020.7 千葉市)

ヤブカンゾウ

雄しべの花糸のまわりに花弁化したものが付いて八重になっています。葯が退化してしまっているものも多い。雌しべも同様に花弁化している。 (2020.7 千葉市)

(比較)

ノカンゾウ

左:ノカンゾウ 右:本種 幅は倍近い差がありました。 (2020.7 千葉市)