オオバナノエンレイソウ Trillium camschatcense
 (品種) ウスイロオオバナノエンレイソウ


オオバナノエンレイソウ

分類
シュロソウ科 エンレイソウ属
植生環境
山地
開花時期
4-6月 林内
地域
東北北部以北
特記
 -
特徴
丈は20-40cm、葉はシロバナエンレイソウと同様で菱状卵形で6-17cm、先がツンと尖り基部は広いくさび型、3枚が茎頂に輪生します。
花は茎頂から伸びる柄の先に付き、上向きか斜め上向き、内花被片は白色で外花被片より大きく25-40mm、先はあまり尖らない。雄しべは長く、葯は雄しべの3/4くらいと大きい。柱頭は3裂し、外側に反曲します。
内花被片が赤みを帯びるものはウスイロオオバナノエンレイソウと呼びます。
備考
エングラー : ユリ科
類似種
シロバナエンレイソウ : 内花被片が外花被片より少し大きい程度で葯は花糸と同長。花は横向き。
撮影地
2013.5 秋田県仙北市  他

オオバナノエンレイソウ

白い内花被片が外花被片より明らかに大きい。 (2013.5 岩手県宮古市)


オオバナノエンレイソウ

雄しべが雌しべより長く、葯は花糸より長い。柱頭は3裂し外側に反曲します。 (2013.5 岩手県宮古市)


(品種) ウスイロオオバナノエンレイソウ f. violaceum

ウスイロオオバナノエンレイソウ

内花被片がピンク色を帯びるもの。 (2016.4 岩手県野田村)