オオバナノエンレイソウ / ウスイロオオバナノエンレイソウ

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シュロソウ科 Melanthiaceae
ユリ科 Liliaceae
丈は20-40cm、葉はシロバナエンレイソウと同様で菱状卵形で6-17cm、先がツンと尖り基部は広いくさび型、3枚が茎頂に輪生します。
花は茎頂から伸びる柄の先に付き、上向きか斜め上向き、内花被片は白色で外花被片より大きく25-40mm、先はあまり尖らない。雄しべは長く、葯は雄しべの3/4くらいと大きい。柱頭は3裂し、外側に反曲します。
シロバナエンレイソウは内花被片が外花被片より少し大きい程度で葯は花糸と同長。花は横向き。

 

2016.4.30 更新
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  • 花2
  • 花3
  • ウスイロオオバナノエンレイソウ
  • 同・花
  • 同・花2

オオバナノエンレイソウ-全体

沢沿いにニリンソウの群落に混じって見られました。この上の山には、エンレイソウ
シロバナエンレイソウと思われるものがありました。(2013.5 岩手県 旧・川井村)

オオバナノエンレイソウ-全体2

この付近の本種は、子房の先端に赤みがなかった。
(2016.4 岩手県岩泉町)

オオバナノエンレイソウ-全体3

内花被片はやや尖り気味ですが、雄しべの葯は大きく、花糸より長かった。
(2013.5 秋田県 旧・田沢湖町)

オオバナノエンレイソウ-全体4
本種が多く見られる中で、この一群だけ内花被片が細かった。
花被片をみるかぎりシロバナエンレイソウに見えましたが、雄しべの葯は周囲の本種同様大きく、本種の変化としました。(2013.5 秋田県 旧・田沢湖町)

オオバナノエンレイソウ-花

雄しべが雌しべより長く、柱頭は3裂し外側に反曲します。子房先端に褐色の斑が
ありますが、ないものもあるそうです。(2013.5 岩手県 旧・川井村)

オオバナノエンレイソウ-花2

雄しべのうち、葯の部分が3/4あります。シロバナエンレイソウ
葯は花糸より短いか同長。(2013.5 岩手県 旧・川井村)

オオバナノエンレイソウ-花3

バックショット。内花被片が外花被片より遙かに幅が広い。「先があまり尖らない」という
特徴はわかりにくく、「尖りが鈍いものが多い」程度と感じた。(2013.5 秋田県 旧・田沢湖町)

ウスイロオオバナノエンレイソウ-全体

(2016.4 岩手県野田村)


ウスイロオオバナノエンレイソウ-花

花弁はピンク色を帯びます。葯は花糸より長い。
(2016.4 岩手県野田村)

ウスイロオオバナノエンレイソウ-花2

花色が少し濃いもの。
(2016.4 岩手県野田村)