エンレイソウ / クロミノエンレイソウ

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シュロソウ科 Melanthiaceae
ユリ科 Liliaceae
丈は20-40cm、葉は菱状卵形で6-17cm、先がツンと尖り基部は広いくさび型、3枚が茎頂に輪生します。
花は茎頂に1つ付き、横向きに咲きます。内花被片はなく、外花被片は12-20mmの卵状長楕円形で褐紫色~緑色、雄しべ6で葯は花糸より短く褐色。果実は球形でふつう緑、黒色のものは品種クロミノエンレイソウと呼ばれます。
白い内花被があるものはシロバナエンレイソウと呼びます。

 

2019.5.30 更新
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  • クロミノエンレイソウ

エンレイソウ-全体

3枚の大きな葉の中央から柄を伸ばして1輪だけ花を付けます。
(2009.4 筑波山)

エンレイソウ-全体2

花被片の細いものもありました。
(2013.4 岩手県花巻市)

エンレイソウ-全体3

(2017.5 新潟県 旧・上川村)


エンレイソウ-全体4

咲きはじめ。
(2017.6 群馬県谷川岳)

エンレイソウ-全体5

果期。
(2008.7 岩手県盛岡市)

エンレイソウ-花

内花披片はなく、外花披片だけがあって、緑色または茶褐色。
(2013.4 岩手県花巻市)

エンレイソウ-花2

花被片が緑色のもの。
(2015.4 新潟県 旧・新井市)

エンレイソウ-花3

花柱は大きな子房の上で、ほぼ基部から短く3裂。
(2015.4 新潟県 旧・新井市)

エンレイソウ-葉

葉は菱状の広卵形で先がツンと尖ります。
(2017.5 福島県 旧・南郷町)

エンレイソウ-葉2

葉裏。
(2017.5 新潟県 旧・上川村)

エンレイソウ-芽出し

葉の展開が始まった状態。この中央に蕾を抱えています。
(2018.3 東京都高尾山)

クロミノエンレイソウ
果実の黒いものはクロミノエンレイソウ(f. atropurpureocarpum)と呼ばれます。この植物も大規模に群生することがあるようで、40-50m四方が埋め尽くされていました。背景にはふつうのエンレイソウも見られた。(2015.4 新潟県 旧・新井市)

クロミノエンレイソウ-実

(2013.8 長野県白馬村)