カナビキソウ

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ビャクダン科 Santalaceae
半寄生植物。春早く、キジムシロミツバツチグリが咲き出すとまもなく咲き出します。秋にも咲きます。
丈は10-25cm、全体が黄緑色~白緑色で茎は数本が束生して立ちあがり、稜があります。葉は互生で2-4cmの線形。
花は葉腋に1つ付き、1-2mmの柄があります。花弁はなく、花弁に見える萼は4-5個、時に3個、萼の長さは2-4mmで内側は白く、外側は中央縦に緑色の太い線が入ります。基部は合着しています。萼の基部に線形の苞が2枚付きます。雄しべは花弁と同数、柱頭は3裂。

 

2017.6.24 更新
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カナビキソウ-全体

草丈は25cmほどになりますが、10cmくらいで咲き始めていました。
(2015.4 千葉県・旧成東町)

カナビキソウ-全体2

(2017.5 栃木県市貝町)


カナビキソウ-全体3

(2015.4 千葉県・旧成東町)


カナビキソウ-全体4

(2017.4 千葉県 旧・成東町)


カナビキソウ-全体5

(2015.4 千葉県 旧・成東町)


カナビキソウ-花

花弁はなく、花弁に見えるのは萼。ふつう4-5個ですが、
春先などは3個のものも良く見られます。(2017.4 千葉県 旧・成東町)

カナビキソウ-花

花は葉腋に1つ。基部に線形の苞が2枚(矢印)。
(2015.4 千葉県 旧成東町)

カナビキソウ-花2

花が付くのは葉腋ですが、花柄の基部が葉に密着して伸びるようで、
葉の付け根の少し上のように見えました。(2013.4 千葉県 旧・成東町)

カナビキソウ-花3
萼が5枚のもの。雄しべの数は萼と同数。
萼内側の緑色の部分に毛があるようです。花柱が3裂していますが、柱頭は互いにくっついて1つに見えます。(2015.4 千葉県 旧・成東町)

カナビキソウ-花4

萼が4裂だと雄しべも4つ。
(2014.5 千葉県・旧成東町)

カナビキソウ-花5

萼3枚のもの。雄しべが3つのものと、4つのものがありました。
(2015.4 千葉県 旧・成東町)

カナビキソウ-花7

萼片の中央に緑色の太い線が見られ、基部は合着しいてます。子房下位なので、花の下の少し膨らんでいるあたりに子房があると思われます。(2015.4 千葉県 旧・成東町)

カナビキソウ-実

(2017.6 千葉県 旧・成東町)


カナビキソウ-葉

葉は線形。葉腋に蕾が見られます。
(2008.4 千葉県・旧成東町)

カナビキソウ-葉2

葉はも無毛。
(2015.4 千葉県 旧・成東町)

カナビキソウ-茎

茎には稜が見られました。
(2014.5 千葉県 旧・成東町)

カナビキソウ-芽出し

この年は芽吹きも遅く、4月に入っても2-3cmくらいでした。
姿は成長時とあまり変わらない。(2014.4 千葉県 旧・成東町)