ナガバハエドクソウ - 野山の花たち東北と関東甲信越の花

(2010.6 千葉市)

花はハエドクソウよりやや小型ですが、両方ともに花が小さく、
個体差もあってわかりにくい。(2010.6 千葉市)

萼の上唇に３本の刺があります。
(2007.6 千葉市)

非常に短い柄があり、苞から上向きに出てすぐに直角に曲がって花が付いています。上唇は軽く後ろに反っているこものが多い。(2014.7 千葉市)

下唇中央はやや盛り上がっていて毛が見られます。
上唇の先端は平らに見えますが、後ろに反っていて先端まで見えていない。
平らになると言われますが、丸く耳状になるものも多い。(2014.7 千葉市)

雄しべは４つあるようです。
(2014.7 千葉市)

果実は茎に下向きに張り付くように付きます。
萼にある刺は果実の先端に残ります。(2014.7 千葉市)

葉は上部に集まって付き、幅が狭い。
(2010.7 千葉県清澄山)

中部以下の葉があまり細くならず、卵形のものも多い。最上部から横に伸びる細い枝は花序の柄で、花が終わるとこのように横に倒れる。(2017.7 千葉県館山市)

横から見た様子。葉は中央やや下に２－３対が集まって付いています。
(2014.7 千葉市)

葉表・葉脈の窪んだ所に短い毛が密生しています。
(2014.7 千葉市)

葉脈はやや浮き上がり、脈上に毛が見られます。細脈にもある。
(2014.7 千葉市)

茎の断面は四角形。葉腋から真横に伸びるのは花序柄。
花が終わったので横に伸びている。(2017.7 千葉県館山市)

学名
Phryma leptostachya ssp. asiatica f. oblongifolia Phryma oblongfolia

植生環境	里　山地
	林内