ナニワズ

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ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae
オニシバリが太平洋側に分布するのに対して、こちらは日本海側に分布します。
丈は50cm前後の落葉小低木。葉は枝先に互生し、3-8cmの倒被針状長楕円形で円頭~鈍頭、側脈は4-7対、基部は長いくさび形。夏に葉が落ちる。
花は2-10個が束生し、花弁はなく、萼は少し緑色を帯びた黄色、筒部は4-9mm、先は4裂し裂片は筒部とほぼ同長
よく似たオニシバリは、萼裂片は萼筒部の半分程度の長さ。

 

2018.4.24 更新
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  • 葉3
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  • 同2
  • 同・花

ナニワズ-全体
雪融けまもなく、葉の展開と同時に見事に花を付けます。
太平洋側にあるオニシバリに比べてあまり分枝しないそうですが、
そうは感じられませんでした。(2012.4 新潟県 旧・巻町)

ナニワズ-全体2

雄株
(2012.4 新潟県 旧・巻町)

ナニワズ-全体3

雄株。
(2012.4 新潟県 旧・巻町)

ナニワズ-全体4

雌株。花は小さく、雄株に比べると地味。
(2018.4 長野市)

ナニワズ-全体5

雌株。
(2018.4 長野市)

ナニワズ-花

花弁様に見えるのは萼。裂片の長さと筒部が同長で、
よく似たオニシバリより裂片が大きい。(2012.4 新潟県 旧・巻町)

ナニワズ-花2

(2008.4 新潟県 旧・巻町)


ナニワズ-花3

筒部と裂片は同じ長さとされていますが、筒部のほうが長く見えました。
(2018.4 長野市)

ナニワズ-花4

雌花。雄花より花径が小さく、筒部も短い。雄しべはありますが葯はなく、
花冠から飛び出さない。(2018.4 長野市)

ナニワズ-花5

隣り合っていた雄株と雌株の花を並べて見ました。上が雄株、下が雌株。
(2018.4 長野市)

ナニワズ-葉

葉は倒披針形。よく似たオニシバリは長楕円形。夏に落葉します。
(2012.4 新潟県 旧・巻町)

ナニワズ-葉2

葉裏。
(2018.4 新潟県 旧・巻町)

ナニワズ-葉3

花期終盤。花は最後まできれいなままでしたが、新はが伸びだす頃には
さわっった程度でポロポロ落ちました。(2018.4 新潟県 旧・巻町)

ナニワズ-枝

(2018.4 新潟県 旧・巻町)


ナニワズ-変化

萼筒の外側が・・・。
(2018.4 長野市)

ナニワズ-変化2

萼の筒部が濃い紫色のもの。ムラサキオナニシバリのナニワズ版。
(2018.4 長野市)

ナニワズ-変化3

裂片の外側はあまり赤くなかったが、筒部はこのとおり。
(2018.4 長野市)