- 全体
- 全体2
- 全体3
- 全体4
- 全体5
- 花
- 花2
- 花3
- 葉
- 葉2
- 葉3
- 葉4
- 実
- 付記
多くはこのようにビッシリと群れていました。丈は30-50cmほどありました。
(2013.5 青森県六ヶ所村)
果実の状態。
(2015.6 青森県六ヶ所村)
海岸付近の湿性地などで見られましたが、岩手県以南では、先の震災で自生地の多くが
失われ、復元も思うようにいかないようです。(2013.5 青森県六ヶ所村)
(2019.7 青森県六ヶ所村)
花は雌性先熟で写真は雌性期。花は6心皮からなり、花柱先端は円心状に裂けます。
(2013.5 青森県六ヶ所村)
その内側に葯があります。雌性期では花被は開かず、雄性期になると外花被片が開き
花粉が蒔かれます。写真は茎の先端の花。(2016.5 青森県八戸市)
雄性期の花。外花被がお椀状に開くと、中に葯が見えます。
(2016.5 青森県八戸市)
葉は線形で長さ20-40cm。断面は半月形。
(2015.6 青森県六ヶ所村)
葉は表面が扁平で凹凸がほとんどない。裏面が丸く、断面が半月状になっています。
(2015.6 青森県六ヶ所村)
葉の基部は膜質の鞘に包まれています。
(2015.6 青森県六ヶ所村)
葉は2枚の平な表面が合わさって出ていました。これが葉の断面が半月状である
合理的な理由の1つなのかもしれません。(2013.5 青森県六ヶ所村)
このページのいくつかの写真は、従来、「シバナ」としてしていましたが、東北北部のものは全て本種であるとの見解に従い、修正しました。 岩手県は最後までシバナとしていましたが、最近、訂正されたことが確認できました。 なお、シバナとオオシバナの名に混乱があり、同一種との誤解があるようなので以下に記します。 なお、震災前まではシバナは宮城以南・以西に分布し、オオシバナは福島以北に分布していましたが、津波により東北地方の両者の自生地の多くが土壌ごと失われており、現状は不明です。(茨城・千葉の太平洋側は津波以前に絶滅) 追記(2019.3) : 近年再び両種は同じものとする見解があり、新「日本の野生植物」ではその見解を採っています。この新説では、従来同一とされた時に使用されたT. maritimum(またはT. maritima)ではなく、T. asiatica の学名が使用されます。 |