ホソバノシバナ Triglochin palustris


ホソバノシバナ

分類
シバナ科 シバナ属
植生環境
亜高山
開花時期
7-8月 湿原
地域
長野県以北
特記
絶滅危惧2類
特徴
亜寒帯の植物。オオシバナ(シバナ)が塩水の岸辺・・・海岸にあるのに対して、こちらは真水の岸辺・・・主に高層湿原にあります。
オオシバナ(シバナ)に比べて丈が小さく10-30cm、葉は細くて長さ10-25cm。走出枝を出します。
備考
エングラー : シバナ科
類似種
オオシバナ(シバナ) : 塩性湿地にあり、果実は卵状楕円形~長楕円形
撮影地
2019.7 青森県

ホソバノシバナ

ただの棒のようで、枯茎や小枝などにまぎれて非常に見つけにくく、苦労しました。オオシバナに比べて花はまばらで小さい。 (2013.6 青森県)


ホソバノシバナ

左 : 雌性期 心皮は6で、うち3個は不稔。 (2013.6 青森県)
右 : 雄性期 外花被開いて、中に白い葯が見えます。内花被は長く伸びるようです。 (2019.7 青森県)


ホソバノシバナ

果実は細く、長楕円形。オオシバナがマルミノシバナとも呼ばれる所以がわかるような気がする。 (2019.7 青森県)


ホソバノシバナ

葉は細く、基部は広がって鞘状になっていました。 (2019.7 青森県)